4K/8K放送の受信
2018/08/25
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4K/8K放送が始まる
- 2018/12/01より4K/8K放送が開始されます。現在でも試験放送はありますが、正式なチャンネルでの放送開始です。
- 4K/8Kとは、横方向の画素数を意味しています。従来のHigh Vision(HD)放送が、1920x1080画素の映像でしたが、4K/8K放送は更に画素密度の高い映像になります。

Figure 1: 4K/8K放送の画素数
- この4K/8K放送を楽しむには、少なくとも4K/8K放送データをアンテナ線から取り出すチューナが必要です。現在販売されている4Kテレビの多くは、HD/2K(1920x1080)レベルの映像を4Kにアップコンバートするものであり、4K/8K放送のチューナを有しているものはほとんどありません。(*1)。
- この4K/8Kチューナも今年の秋頃から発売開始されます。チューナに関しては手頃な価格になったら付ければ良し、その頃には4K/8Kテレビ自身もチューナを持つと思うので、懐事情に合わせて好きな方を購入するだけの話です。
- ちなみに4K/8K放送はあくまでチャンネルの追加であり、従来のHD/2Kレベルの放送は継続されます。アナログ停波のときとは違います。
左旋円偏波の追加...えっ、対応してないの?
- 2006年...すでに10年以上経っていますが、当時アナログ放送からデジタル放送へ切り替えを行う際、どんな受信機器が必要かを調べたことがありました。
- この調査の中で、特に110度CS放送については、右旋円偏波と左旋円偏波の領域があることは認識していました。当然110度CS/BSアンテナを付けたことで、チューナは別として、アンテナ設備としては左旋円偏波領域も受信できると思っていたのですが、どうも違うようなのです。
- そうです。デジタル切り替え前に設置された多くの110度CS/BSアンテナは右旋円偏波にしか対応していないのです。

Figure 2: 左旋円偏波の追加領域
4K/8Kチャンネルはどの帯域に追加されるのか
- まだ放送すら始まっていないのにアンテナを交換するのもあれなので、新規追加される4K/8Kチャンネルが、どの帯域を使うのか調べてみました。

Figure 3: 4K/8Kチャンネルの追加帯域
- 一見「ああ..左旋円偏波の追加チャンネルが多い」と思えますが、無料放送については右旋円偏波の領域に固まっています。
- つまり、従来のCS110度放送を含めて有料放送は特に見ていない場合、アンテナの左旋円偏波対応は不要なのです。2020年のオリンピックを4K放送で見たいというレベルならば、チューナとテレビだけどうにかすればOKだと言えます。
- 一方映像データに価値を認め、きちんとお金をかけるタイプの方は、自身の持つアンテナ設備で左旋円偏波対応を行うことになります。今年の12月から早速4Kの映画放送など楽しまれるのでしょう。
- とりあえず、4K/8Kメディアが少ないうちは、慌てて設備や機器をどうにかする必要は無さそうです。WOWOWも4K放送を2020/12/31に設定していることからも、メディア/データ供給側の準備も追いついていないと見るべきでしょう。
- 2020年の東京オリンピックが終わった頃、もう一度様子を見るのが良いかなと感じています。
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Notes
- 価格サイトでざっくり探すレベルだと見つかりません。
- てっきり両対応だと思っていました。アンテナはそんなにポンポン替える設備じゃありませんよ...orz
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